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リエゾン精神科(精神科)/コンサルテーション・リエゾンセンター

診療科の紹介

 本来、精神科は、統合失調症や気分障害(うつ病、躁うつ病)、神経症などの精神疾患を中心に診療する科です。

当院では、総合病院であるという特徴を活かし、一般の精神科や診療所では十分な対応が困難な、身体・精神どちらの医療も必要とする患者さん(身体合併症精神疾患患者さん)を主な診療対象としています

これまでも、10階精神病床に入院される患者さんの診療はもちろんですが、一般病棟や救命救急センターにおける身体疾患と併せて精神疾患の治療も必要と考えられる患者さんについても、各診療科からの相談に応じて、精神科医師が院内往診(コンサルテーション・リエゾン)という形で診療を行っています。併せて、地域の精神科診療所や保健所などの関係機関からも相談を受け、必要に応じて患者さんの受け入れを行っています。

令和6年4月からは、この院内及び地域からの相談依頼に対応する機能を強化・推進する組織として、「コンサルテーション・リエゾンセンター」を設置します。また、院内外の患者さん及び地域の医療機関にとって、当科の役割や機能が明確なものとなるよう、院内における科名を「リエゾン精神科(精神科)」とします

コンサルテーション・リエゾンセンターについて

“コンサルテーション”とは、専門的な意見・助言を求める相談や診察依頼を指す英語で、“リエゾン”とは、フランス語で「連携」や「橋渡し」を意味する言葉です。

コンサルテーション・リエゾンセンターは、身体・精神どちらも医療が必要な方の受け入れや対応(橋渡し)を専門的に行う組織です。院内や地域からの相談依頼(コンサルテーション)を受け、総合的な医療の提供を行い、各所との橋渡し(リエゾン)によって精神科患者さんが適時適切に身体合併症の検査や治療が受けられるよう調整する、管制塔の役割を果たします。

 

症例数など実績

院内往診(コンサルテーション・リエゾン)の新規依頼数は年々増加の一途をたどっており、2022(令和4)年度のコンサルテーション・リエゾン診療実績では、新規依頼数1,216人、診察延べ人数6,243人となりました。依頼元の診療科別内訳としては、救急科が全体の4分の1を占めており、もっとも依頼の多い診療科となっています。

このように、地域の関係機関や院内の身体科との連携のもと、単科精神科医療機関では対応の難しい身体合併症精神疾患に特化することで、数多くのコンサルテーション・リエゾン診療、身体合併症精神医療を高い回転率の中で達成できています。

診療内容の特徴・特色

当科での診療は、当院に入院中の患者さんの院内紹介及び地域の関係機関からの依頼・相談に限らせていただいております。

なお、外来診療は、手術や出産の前後(周術期や周産期)などの一定期間に限り、院内他科からの紹介患者さんとして予約制で診療しています。

 

スタッフ紹介

 当科のスタッフ紹介はこちらよりご確認ください。